保育環境を考える① ~面積基準と現状~| 園舎の設計

最終更新: 8月5日


保育環境を考える、設計者の勉強会に参加してきました。 園舎づくりを考える際にお役立てください☆

~保育室の面積基準(認可保育所)~ 乳児・満2歳未満幼児:乳児室1.65㎡/人、ほふく室3.3㎡/人 満2歳以上の幼児:保育・遊戯室1.98㎡/人、屋外遊技場3.3㎡/人 (国:厚生労働省の基準)

乳児室に必要な 1.65㎡の根拠は、ベビーベッド(1.2×0.7)+α (保育士が世話するスペース等)。ほふく室の3.3㎡の根拠は、‘ハイハイである程度動き回れる広さ’としています。

この最低基準が、待機児童対策として過去に特例緩和を認め、2.475㎡/人(神奈川県一部の例)で採用された時期もありました。

勉強会で講義をされた先生の調査。 乳幼児3人に一人の保育士が付くこと、 保育士がご飯を食べさせてあげる動き、子どもの動き、 食・寝 分離の視点、 子どもそれぞれの成長の差が大きいこと等を加味し、

一人当たり4.11㎡は必要。といった研究結果があります。

理想的な保育の最低基準です。

保育士にとっての保育のしやすさは、保育の質にづながり、そのまま子どもに跳ね返ると、仰っておられました。

園庭(屋外遊技場)についても、日本では3.3㎡/人ですが、保育環境の整ったドイツでは10㎡/人 程の広さがあるのだそうです。走り回れるいわゆる園庭と、草木土を体験できる園庭が広がっています。

加えて、窓台は60㎝以下。子どもが窓越しに園庭を眺められる高さ基準もあります。

面積については日本では切り離せない問題で、それぞれの園の事情がありますが、

『保育士にとっての保育のしやすさは、保育の質にづながり、そのまま子どもに跳ね返る』と伺い、

設計時の細かな配慮 (高さ5㎝の違い、空気の流れ・質など)で、もっともっと設計者として出来ることがあるな…と感じました。

#保育教育の環境づくり

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